不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 「不眠症」という言葉を普段よく耳にします。しかしどういった方が「不眠症」として診断されるのかよく分からないです。
「不眠症」とはどういった症状が出るのでしょうか?またどのような方が「不眠症」に該当するのでしょうか?
A 「不眠症」は大きく分けて4つのタイプに分かれます。①入眠障害(寝つきが悪くなりやすい)②途中覚醒(眠りが浅くて何度も目が覚めてしまう)③早朝覚醒(早朝に目が覚めてしまう)④熟眠障害(ある程度寝ていてもぐっすり眠れたという満足感が得られない)。
これらが1か月以上続き、日中に倦怠感、意欲低下、集中力低下、食欲低下を起こすことが特徴です。
また、「不眠症」の定義として、「長期間にわたり夜間の不眠が続く」「日中に精神的、身体的不調があり、生活の質が低下する」この2つが該当した際に「不眠症」と診断されます。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 「不眠症」にも様々な症状があると聞きました。具体的に症状と「不眠症」の傾向を教えて下さい。
A 厚生労働省の調査で、日本国内で5人に1人は「睡眠での休養が取れていない」、「なにかしらの不眠がある」などといったお悩みがあり、「不眠症」は国民病とも言えます。
実際、加齢とともに不眠の自覚が増えるそうで、60歳以上の方の3人に1人は不眠で悩まれているそうです。「不眠症」は不定愁訴のような症状が続くことがあげられますが、倦怠感、意欲低下、集中力低下、抑うつ、めまい、食欲不振などが多くあげられるそうです。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 「不眠症」を患う原因は何なのでしょうか?
A 原因の代表的なものとして「ストレス」があげられます。性格が比較的、真面目な方がストレスを感じやすいとの事です。次に「身体の病気」から来る原因です。高血圧、胸苦しさ、咳、発作、頻尿等の症状が出る疾患(心臓病、呼吸器疾患、腎臓病、前立腺肥大、糖尿病、関節リウマチ、脳出血、脳梗塞等)、これらも不眠の原因になります。ここに関しては不眠を治す優先度は低くなります。上記の疾患の施術をしっかり行うことで、不眠に対しても症状の変化がみられることが多いです。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q うつ病などのこころの病気も不眠症の原因になるのでしょうか?また、それ以外の不眠症の原因はありますか?
A ストレスに直結するところになりますが、「こころの病気」も原因の1つに該当してきます。最近は、うつ病にかかるひとも多くなり、単なる不眠だと思い込んでいたらうつ病と診断されたことも多くあるそうです。それ以外の原因だと施術薬で睡眠を妨げる作用があるものやコーヒーなどのカフェイン、たばこに含有しているニコチンなども原因に挙げられます。
職種が夜勤などの体内時計が乱れてしまうような生活も不眠に繋がります。こうした不眠の原因を診断することで対処法が見出せます。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 不眠症に対して自分で出来る対処法があるのでしょうか?
A まず体内リズムが狂いやすい方には就寝時間と起床時間を一定にすることをお勧めします。特に起床時間が1日のリズムを作るので、日ごろから習慣付けると良いでしょう。
また睡眠時間をトータルで決めるのはあまり好ましくありません。眠気が無いときは無理に起床せず、仮眠を取るなどして睡眠の時間を確保しましょう。特にお勧めしているのは、必ず毎朝に陽の光を浴びることです。強い光には体内時計を調整するような効果を持っているので体内リズムが狂いやすい方はぜひ試してください。
当院でも不眠症状の軽減に対して様々なメニューをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。